パンダのシャンシャン、2020年12月31日でお別れ

愛くるしい仕草で日本中をほっこり楽しませてくれた、上野動物園のパンダのシャンシャンも、はや2歳になりました。
先日も、元気いっぱいのお転婆ぶりをテレビのニュースで放映されていましたね。
そんなシャンシャンですが、残念なことに、「パンダ2歳返還説」にならい、この年齢をもって中国に返還されることになりました。
今年は、コロナウィルスのこともあり、自由に会えなかったのですが、2020年12月31日をもって、シャンシャンとはお別れになります。
あと少しの日本での日々を送るシャンシャンに会いに行きませんか?

 

パンダがレンタルされる理由

かわいいパンダのシャンシャンが、ここまで大きく育ってきたのになぜ、中国に帰らねばならないのでしょう?
そもそも、なぜパンダはレンタルであって、購入することが出来ないのでしょう?
中国から購入していれば、あの愛くるしい姿とお別れすることはないですよね。
しかし、それが出来ないのです。

それは、パンダは、中国だけに生息する固有種であり、しかも、ワシントン条約の絶滅危惧種に当たるため、売買ができないのです。
そして、中国はこの条約に加盟しているため、パンダの売買そのものが不可能なのです。

また、中国にとってパンダは国宝であり、種を守らなくてはならない動物なのです。
ただ、種を守るためにもお金はかかります。
日本では、パンダのレンタル料に年間1億円以上ものお金を中国に支払っていると言われています。
このお金は、パンダの飼育や繁殖・病気などの研究費用に当てられているということです。

パンダ自体、希少な生き物であると同時にその愛くるしい様相は、諸外国からも注目されておりますが、ではなぜ日本はこれほどのパンダをレンタルすることが出来るのでしょう?

その訳は、日本が中国から地理的に近いということと、生育のみならずその繁殖にも成功している点が挙げられます。

上野動物園のパンダしかり、和歌山県のアドベンチャーワールドのパンダしかりです。

 

「パンダ2歳返還説」とはどういうことなのでしょう?

では、パンダが2歳になると返還されてしまうのはどうしてなのでしょう?
その訳は、パンダの習性にあります。

パンダは、発情期は1年に1度で、しかも産み落とすのは100g-200gのちっちゃな赤ちゃんパンダ1頭のみなのです。

ですから大事に育てているのが見て取れますよね。

大事に育てられたシャンシャンは、お母さんパンダのシンシンの愛情をたっぷりあびてすくすくと成長し、シンシンの後をちょこまかと追うようにして、とてとて歩いていたその姿にホッコリされた方は多いのではないでしょうか。

そして、シャンシャンが危ないことをしようとしていた時に、諌めるような感じで手をかけていた映像も見受けられましたよね。
たしかに、この状況ではシンシンはシャンシャンのお母さんなのです。

ところがです。
シャンシャンが1歳半になると状況が一変します。

野生のパンダは、1歳半から2歳頃になると親離れして自立します。
3歳になるともう立派な大人となり、パートナーを見つけて子孫を残すことになります。

つまり、親離れ子離れと同時に、親子関係から恋のライバルへと変貌を遂げてしまうのです。

つまり、シャンシャンもパートナーを見つけて子どもを生み育てることになるのです。
そうなった場合、日本にいてもパートナーを見つけることが出来ず、シャンシャンは一人ぼっちになってしまうのです。

それでは可愛そうですよね。
そのため、2歳になると中国へ返還され、パートナーを探すことになるのです。
シャンシャンの幸せのためには、避けようのないお別れなのです。

 

ワシントン条約とはどのようなものなのでしょうか?

ワシントン条約、正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」のことです。
英語で表記すると、
CITES(サイテス): Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora

1972年の国連人間環境会議において

「特定の種の野生動植物の輸出,輸入及び輸送に関する条約案を作成し,採択するために,適当な政府又は政府組織の主催による会議を出来るだけ速やかに召集する」

ことが勧告されました。

これを受けて,米国政府及び国際自然保護連合(IUCN)が中心となって野生動植物の国際取引の規制のための条約作成作業を進めた結果として、この条約は1973年3月3日にワシントンD.C.で採択され、1975年7月1日に発効されました。

この条約の目的は、野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施することにより、絶滅のおそれのある野生動植物の保護を図ることにあります。
つまり、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物の一定の種が、過度に国際取引に利用されることのないよう、これらの種を保護することを目的とした条約なのです。

締約国は182ヶ国あります。
日本も、1980年11月4日に締約国となりました。

ワシントン条約対象種かどうかの判断をするためには、経済産業省のホームページ内の「ワシントン条約CITES」のサイトにあります。

https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/02_exandim/06_washington/

 

歴代の上野動物園のパンダたち

上野動物園にパンダがやってきたのは、1972(昭和47)年、日中国交回復を記念しジャイアントパンダが来園したのが最初です。当時は大変なにぎわいを見せました。
そのときに送られてきたのが、カンカン(康康)とランラン(蘭蘭)です。

ランランは1979年、カンカンは1980年に相次いで亡くなりました。
ランランが亡くなった翌年にホワンホワン(歓歓)が来園し、1982年上野動物園開園100周年記念の年にフェイフェイ(飛飛)が来園しました。

1986年にメスのジャイアントパンダが上野動物園にて誕生。トントン(童童)と命名されて一般公開されました。
この時の名前の募集にはなんと27万通を超える応募があったそうです。

その後も、シュアンシュアンやリンリン(陵陵)が来園しました。
シュアンシュアンは、メキシコ・チャプルテペック動物園から繁殖のためやってきましたが、人工授精もしましたが、偽妊娠で、出産の見込みがなかったそうです。
その後、2005年にもとのメキシコ・チャプルテペック動物園へ帰ってしまいました。

リンリンは2008年にお亡くなりになっています。

上野動物園のパンダの詳しい情報は、「上野動物園のジャイアントパンダ情報」に詳しく掲載されていますが、

https://www.ueno-panda.jp/

トントンが生まれる前に、上野動物園で最初のパンダ「チュチュ(初初)」が生まれておりましたが、47時間という短い一生を終えております。
小さいパンダが大きくなるにはかなり大変なようです。
その後ユウユウ(悠悠)が生まれ、ユウユウの後にも、2012年7月にオスのパンダがリーリーとシンシンの間に産まれましたが、6日で亡くなってしましました。

この時、シンシンが初産だったそうです。

そして2017年に、久々のアイドル誕生!シャンシャン(香香)と命名されました。
その後の愛くるしい姿は、皆様周知のとおりです。

ジャイアントパンダ情報に、往年の可愛らしい姿が掲載されています。
かなり癒やされますよ♪

 

シャンシャンのお別れの前に会いに行くには?

さて、お別れも近いシャンシャンに会いに行くには、上野動物園に足を運ばねばなりません。
現在新型コロナウィルスの対策上、いかなる人でも来園する場合には事前の整理券予約が必要になりました。

開演時間は、午前9時30分から午後5時(入園締切は午後4時)

整理券の申込方法は、「上野動物園再開園と整理券予約システムのご案内」に掲載されております。

https://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2020_06/reopen/ueno/index.html

毎週土曜日午前9時に「翌週の土曜日からその次の金曜日まで」(休園日を除く)の受付を開始しています。

入園時間は、15分ごとに分かれておりますので、申込時に選ぶ形になります。
当然、選んだ時間以外には入園出来ませんので、予約時間に遅れないように来園する必要がありますね。

事前整理券予約により、1日の来園者数を制限されている関係上、一度に申し込みができる人数にも制限があります。(上限5人)

インターネットでの申込みが基本ですが、インターネットを活用できない方には電話予約の方法もあります。
ただし、電話回線混雑が予想されますので、なるべくインターネットを利用すると良いでしょう。

閲覧方法も、2020年10月から変わっていますので、事前にチェックしておくと良いでしょう。

上野動物園の詳細はこちら

https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

残りわずかな日数しか日本で合う機会の取れなくなったシャンシャンですので、上野動物園に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

シャンシャンに会いに行こう

愛くるしい仕草で日本中をほっこり楽しませてくれた、上野動物園のパンダのシャンシャンも、はや2歳になりました。
先日も、元気いっぱいのお転婆ぶりをテレビのニュースで放映されていましたね。
そんなシャンシャンですが、残念なことに、「パンダ2歳返還説」にならい、この年齢をもって中国に返還されることになりました。
今年は、コロナウィルスのこともあり、自由に会えなかったのですが、2020年12月31日をもって、シャンシャンとはお別れになります。
あと少しの日本での日々を送るシャンシャンに会いに行きませんか?

 

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